中小企業診断士資格取得から2年たち、本年4月に独立をしました。自身のホームページを作るにあたり、改めて滋賀県で事業をする意味を考えます。
元々、私自身が神奈川、鹿児島、東京、京都、滋賀とあちこちを転々とした関係で、故郷らしい故郷を持っていないと感じています。コンサルティングという仕事は、数ある仕事の中で最も場所を選ばずできるという性質を持っていますが、基本的には大都市の仕事というイメージがあります。
webミーティングが発達する時代にあって、東京のコンサルタントに依頼をしてもまったく問題ないという状況です。そんな中、滋賀県(を含む地方と呼ばれる地域)で事業をする意味とは何でしょうか。それは、その土地で、直接見て触れなければ始まらない領域を専門とすること、でした。伝統工芸の領域などまさにその通りですし、多くの地場産業と言われる製造業がこれに当たることに気づいて以降、そういった産業に携わることを決めたのでした。
何の仕事もそうですが、なぜその場所で仕事をするのか?=今いる場所にこだわる必然性があるか?という問いに答えられないのであれば、基本的には大都市(特に東京。伝統工芸的には京都)で仕事をする方が、人とのつながりを含め、便利なことが多い時代です。
しかし、アフターコロナの時代、どこにいても成立する仕事はWeb空間に移行する反面、「ここでしか成立しない仕事」をできる方は、それを極めることで、唯一無二の存在となれるのではないでしょうか。
当オフィスも時代の流れにあう形で、お客様と共にありたいと願っています。